スクロールする暇がない経営者へ。今使いたいSNSトレンド11選

私たちのSNSチームがCreative Radarを調べ、今TikTokとInstagramで話題の投稿から、今月あなたのビジネスで取り入れたい11個を選びました。
トレンドの内容、みんなが見ている理由、ビジネスへの取り入れ方、流行が終わるまでの目安をまとめています。ピンとくるものがあったら、来週ではなく今週作りましょう。
私たちも実際にやっています。KitKat強奪トレンドに乗って、35分でコンテンツを公開しました。
この記事のトレンドを自分のブランドで使う手順はこちら。
- トレンドを1つ選び、該当する記事のセクションとInstagramのリンクをコピーする
- 新しいSecretSauceチャットに、次のプロンプトと一緒に貼り付ける:「この流行中の広告を、自分のブランド向けに再現して。細かなニュアンスまで反映するために必要な情報を質問して。」
- SecretSauceに、Instagramアカウントへの投稿を依頼する。使う機能はSocial Planner
- 次はCreative Radarで自分の分野の人気トレンドを探し、再現して予約投稿する。
1. 黄色い文字
どんなトレンド?:飾らない、少し生々しい本音を黄色い文字で書き、最後に「ちなみに黄色い文字です」と添える投稿です。これは冗談ではない、という合図。TikTokのキャプションは大半が冗談なので、この区別は大事です。2025年11月ごろに登場し、黄色が「今は本気で話している」のサインになりました。
人気の理由:SNSでは何もかもが作られたコンテンツに見え、どこまでが演出で、どこからが本音なのかわかりません。黄色い文字なら、ひと言も読む前にその答えが伝わります。
自分のブランドで使うには:黄色い文字と締めのひと言を使い、普段なら取り繕ってしまう話を投稿しましょう。閉店寸前だった月、間違えた注文、値上げした理由。具体的だからこそ届きます。「大変な1年でした」では宣伝文句に見えます。「3月に2番目に大きい取引先を失って、6月までまともに眠れなかった」なら、その人の言葉に聞こえます。この形式は、今回の11個の中でも特に語り口がものをいいます。キャプションがついプレスリリース調になるなら、まずAIに自分らしい語り口を教えておくと効果的です。
まだ間に合う?:終盤ですが、まだ使えます。広く浸透しているので、ひと目で意図が伝わるのは強みです。ただし、目新しさでは目立てません。勝負するのは書く内容。本当に伝えたいことがあるなら投稿を。形式だけ借りたいなら、見送りましょう。

2. ピンクの文字
どんなトレンド?:黄色い文字の、ロマンチックな姉妹版。文字の色で気持ちを伝える仕組みは同じですが、重い話ではなく、片思い、空想、恋人未満の関係がテーマです。生々しさよりも、ほっとする感じや、少し懐かしい感じが中心です。
人気の理由:黄色い文字が「色は本音の印」というルールを作ったので、ピンクは説明なしでそれを引き継げました。違うのは、そこで語れる内容。黄色は失恋や愛着の悩みなど、心が痛む話。ピンクは片思い、空想、誰かに選ばれたい気持ちです。重さより希望があるので、投稿しやすいと感じる人もずっと多いのです。
自分のブランドで使うには:黄色い文字と同じやり方で、色はピンクに、内容はもっと優しい話に。5年ぶりに戻ってきたお客様。注文を暗記している常連さん。そもそもお店を開いた理由。そんな話が合います。
まだ間に合う?:あと数週間。テーマを絞ったことで流行が再スタートしたので、黄色よりも余裕があります。

3. フロップコア
どんなトレンド?:うまくいかなかったことを投稿する形式。失敗を隠して成功を見せるのではなく、失敗そのものをコンテンツにします。
人気の理由:SNSはどれも整えられ、選び抜かれていて、少し作り物っぽい。だから正直さが目に留まります。失敗を見せる人がいると、フィードの中でその人だけが取り繕っていないように感じる。それが好感につながります。親近感が生まれ、フォローしたくなるのです。
自分のブランドで使うには:売れなかったEC商品、大外れしたキャンペーン、メニューから外した一品を投稿しましょう。そして、多くのブランドが省く話を添えてください。何を学んだのか。学びのある失敗は信頼につながります。失敗だけでは、仕事ができないと自分で言っているだけです。飲食店なら誰も頼まなかった料理。小売店なら夏の間ずっと残った在庫。代理店なら負けた提案と、次はどう変えるかです。
今どの段階?:初期から中盤。音源ではなく姿勢が軸なので、多くのトレンドより長続きします。
4. ポテンシャルマキシング
どんなトレンド?:「マキシング」トレンドの一種です。生活の一分野を選び、それを徹底的に磨く過程を公開します。ポテンシャルマキシングは、行動量や成果に焦点を当てたもの。自分の可能性に全力を注ぐと宣言し、画面に証拠を出します。30日で47投稿、今月210万回再生、朝5時起きを続けて68日目、といった具合です。
人気の理由:ごまかしが利かない形式だからです。それが最大の魅力。他の自己啓発系投稿は「成長の途中です」と言って、言葉を信じてもらおうとします。でもSNSでは、そうした投稿が悪い方向に働くこともあります。誰かが劇的な変化を投稿し、自分と比べ、みんなが落ち込む。一方、ポテンシャルマキシングを見ると、自分と比べるより自然と応援したくなります。嫉妬よりも、ずっと健全な「見続けたい理由」です。
自分のブランドで使うには:宣伝文句の形容詞を数字に変えてみましょう。「おいしいコーヒーを作っています」ではなく「先月は4,200杯抽出して、61杯は出しませんでした」。「お客様に愛されています」ではなく「今週の注文50件のうち38件はリピーターでした」。すごい数字である必要はありません。本当の数字であればいい。そちらのほうがハードルは低く、伝わるものはずっと大きいのです。
今どの段階?:初期から中盤。オリジナル音源で成り立つので、誰でも参加できます。
5. 改めて自己紹介させて
どんなトレンド?:職業ではなく、人柄を打ち出して自己紹介し直す形式です。「ただのデザイナーじゃなく、たまたまデザインをしている変わり者」や、「旅行代理店スタッフ」ではなく「放浪者」といった具合。使うのはJay-Zの「Public Service Announcement」にある「改めて自己紹介させてくれ、俺の名前はHov」の一節です。2026年3月に大流行し、また戻ってきました。
人気の理由:「デザイナー」は何をする人かを伝えます。「たまたまデザインをしている変わり者」は、どんな人をフォローするのかを伝えます。肩書きは誰でも同じ。肩書きだけで、他の400人のデザイナーより自分を選んでもらうことはできません。でも人柄を言い切れば、共感できる、あるいは具体的で面白いという理由で、気に留めてもらえます。あとはJay-Zの曲が後押し。その堂々とした雰囲気のおかげで、普通に言えば傲慢に聞こえる言葉も、楽しく響きます。
自分のブランドで使うには:肩書きではなく、キャラクターを名乗りましょう。「ロンドンのパン屋」ではなく「あなたのダイエットが失敗した理由」。「ウェディングフォトグラファー」ではなく「プロのお邪魔虫」。自分がその場にいないとき、常連さんならどう紹介するか。その言い方を書き出して、カメラに向かって話してください。3か月に1回やってみましょう。見ている人は思う以上に入れ替わるので、半分の人にとっては初対面です。
今どの段階?:あと数週間。ライセンス楽曲に結びついた形式なので、音源の流行期間が目安です。ただ、Jay-Zのフレーズはすぐにわかるため何度も再浮上しやすく、すでに一度復活しています。
6. 新しい季節が始まった(SATCのCarrieの音源)
どんなトレンド?:秋を迎える、居心地のよい映像を言葉なしでつなぐ形式。@olivialodeniusの音源を使い、季節が切り替わる瞬間を感じるというCarrie Bradshawのセリフを軸にしています。
人気の理由:季節の変わり目は、見る人みんなが同時に迎えるタイミング。説明はいりません。懐かしさが気持ちを動かすので、映像そのものは何気ない日常でも十分です。
自分のブランドで使うには:ここで学びたいのは、時期を守ること。どんなビジネスにも、お客様が自然とその商品を思い浮かべる瞬間が年に3、4回あります。暖かいものや室内で楽しむものなら秋。親向けの商品なら新学期。冷たいものなら、その年最初の本格的な猛暑です。用意するのは季節に合わせたコンテンツ。その時期が来てからではなく、来る前の2週間で作っておきましょう。10月下旬に秋の映像を撮っていては、もう出遅れています。見る側にも伝わります。
今どの段階?:今がピーク。秋が新鮮でなくなった瞬間に終わります。残りは数週間ではなく、数日です。
7. 誰かがこっちを守らなきゃ(Baddest B*tches aint in LA)
どんなトレンド?:ADELAの「Baddest B*tches Ain't In LA」に合わせたキャプション形式。みんながやっているとされることを挙げてから、堂々と逆を選びます。「毎日1万歩と抹茶ばかりじゃね。誰かがパスタを食べる側も守らなきゃ」。理想の暮らし、華やかな街、健康習慣など、世間がよしとする姿に追いつけないと感じるテーマなら使えます。
人気の理由:引け目に感じていることを、自慢に変えるからです。誰もが理想の生活を知っていて、誰もがその通りには暮らせていません。だから「別の選択肢を担う人も必要でしょ」という投稿に、ほっとするのです。愚痴にならない秘訣は、真顔で淡々と言うこと。パスタを食べる自分を弁解するのではなく、堂々と認めましょう。
自分のブランドで使うには:業界が売り込み続けている理想を見つけ、自分はその別の選択肢だと打ち出しましょう。パン屋ならクリーンイーティングの逆。パブなら1月の禁酒習慣の逆。印刷店なら何でもデジタルにする流れの逆。小さなホテルなら五つ星スパで過ごす週末の逆。まず理想を口にして共通認識を作り、それに代わる自分の提案を続けます。ルールは1つ。言い訳ではなく、誇らしげに。謝っているように聞こえた瞬間、笑えなくなります。
今どの段階?:あと数週間。音源に結びついていますが、キャプションの構造はどんな場面にも応用できます。だから、音源の流行が終わっても形式は残ります。
8. スピン
どんなトレンド?:ビフォーを撮り、カメラか自分をくるっと回します。画面が落ち着くと、そこにはアフター。回転が編集のつなぎ目を隠すので、2本の映像を切り替えたのではなく、一続きの動きに見えます。使うのは@its_drfarahのオリジナル音源。この音源を使ったリールは6,600本あり、最多再生の投稿は300万回に達しています。
人気の理由:普通のカットならスクロールされる場面で、回転が「え、次は何?」という0.5秒を生みます。クリエイティブなアイデアであると同時に、見続けてもらうための工夫です。
自分のブランドで使うには:すでに撮っているビフォーアフターに使いましょう。何もない寝室から家具を整えた寝室へ。食材から盛り付けた料理へ。まっさらな壁から塗装した壁へ。スピン版と普通のカット版を1週間空けて投稿し、最後まで見た人の割合を比べてみてください。今月、余計な手間をかけずにできるテストです。
今どの段階?:あと数週間。オリジナル音源なので、ビジネスアカウントでもライセンス制限を回避する工夫なしで使えます。再現動画が6,600本という数字からも、飽和ではなく、まだ伸びている段階だとわかります。
9. Hooliganトランジション
どんなトレンド?:次々と切り替わるファッションコーデを、BTSの「Hooligan」のビートにぴったり合わせて編集する形式です。Hooliganトランジションという名前まで生まれ、クリエイターは服、メイク、インテリアで使っています。見た目の変化はたっぷり、会話はほぼなしです。
人気の理由:カットのたびに注意が引き戻され、ビートで次の切り替えがいつ来るかわかる。だから、つい見続けてしまいます。
自分のブランドで使うには:ファッションではなく、バリエーションを見せる形式と考えましょう。種類のある商品なら何でも使えます。メニュー、色違い、パックのサイズ、サービスのプラン、客室タイプ。ホテルなら5つの客室、カフェなら6種類のドリンク、花屋なら8つの花束を切り替えます。1ビートに1商品。ナレーションはなし。説明を始めた瞬間にリズムが崩れ、見る人が離れてしまいます。
今どの段階?:あと数週間。ただしアカウントによります。K-POPの曲はファンが使い続けるので長持ちしやすい一方、ライセンス音源はビジネスアカウントでは使えないことがあります。読み込めなければ、同じカットを流行のインスト曲に合わせましょう。効果の大部分はそのまま残せます。
10. AIで作る、道を歩いて落とす動画
どんなトレンド?:AIで生成した人物が道を歩き、持っているものを落とす動画。こぼれたものが商品のお披露目です。歩くシーンは前振りで、歩道に商品が散らばる場面が見せ場。あるリールでは、飲み物をこぼすような意外な展開を使い、中身を当てるクイズにしています。
人気の理由:物を落とすことで、普通の商品動画に予想外のハプニングが生まれます。一瞬、何かが失敗する場面を見てしまう。だから、きれいに決めた商品カットにはない引力があります。小規模なビジネスでは撮影予算を出しにくい、映画のような映像にもできます。AIだと誰もがわかっているので、作り込まれた画も、ごまかしではなく表現の選択として受け取られます。
自分のブランドで使うには:必要な参考画像は3枚。人物、ブランドに合う通りや場所、そして商品です。あとはAIで、歩く、落とす、散らばるシーンを生成します。商品のお披露目に向いた形式なので、新商品、新フレーバー、季節限定シリーズに使いましょう。商品をこぼし、コメントで何の商品か当ててもらう形もできます。もちろん、サービス業でも使えます。会計士ならレシートをばらまく。弁護士なら積み上げた書類を倒す。美容師なら手いっぱいのヘアクリップを落とす、といった具合です。
今どの段階?:あと数週間。まだ初期です。ツールは数か月ごとに変わるため、形式より先に映像の見た目が古くなります。今作ったものは、今投稿するのが正解です。
11. ブランドについて教えて、のコラージュ
どんなトレンド?:誰かに聞かれたように「あなたのブランドについて教えて」と画面に表示し、その答えになる画像のコラージュへ一気に切り替える動画です。よく使われるのは3×3のグリッド。各マスに、世界観、配色、商品のアップ、想定するお客様、作業場、着想のもとなど、それぞれ役割を持たせます。
人気の理由:ビジュアル中心のSNSでは、見た目の世界観がセールストークです。人は約3秒で、自分に合うブランドかどうかを決めます。コラージュなら、どんな文章よりも速くそれを伝えられます。手持ちの写真だけで作れるので、顔出しも撮影日もいらない、珍しいトレンドでもあります。
自分のブランドで使うには:カメラロールから、すでにある画像を6〜9枚選びましょう。最高の商品写真、作業中で散らかった仕事場、いつも使う色、買ってくれる人として思い描く人物、着想のきっかけ。グリッドに並べ、上に質問を置き、ビートに合わせてコラージュへ切り替えます。決まった音源はないので、そのとき流行っているものを使えば大丈夫です。
今度は自分でトレンドに乗る番
Creative Radarは、あなたの代わりにトレンドをチェックするSecretSauceの機能です。業界で何が話題になっているかを追うので、夜11時にネタを探してスクロールする必要はありません。使いたい形式が見つかったら、ワンクリック。自分のブランドを反映した形で再現できます。
一番いい結果を出すには、自分しか知らない細かな情報をAIに伝えてください。Creative Radarはフロップコア動画を作れます。でも、夏の間まったく注文されなかった料理を知っているのはあなたです。ポテンシャルマキシングの投稿も作れます。でも数字はあなた自身のものを。コーヒー4,200杯、出さなかったのは61杯。「誰かがこっちを守らなきゃ」の動画も作れます。でも、お客様がソファでパスタを食べる派なのか、抹茶派なのかを知っているのはあなた。具体的な情報を渡せば、あとは任せられます。